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デジタルハンター

2021.06.07

「謎のデジタルハンター 世界のネット調査集団 生き詰まる権力との攻防」という番組(NHK)を見ました。
オープンソースインベステイゲーション(公開情報調査)と言ってインターネット上に存在する画像や映像を検証してその秘密を公開する集団です(ベアリングキャットという名称でした)。
1)カメルーンで起こった集団虐殺事件では、その虐殺場面の動画から地図ソフトに映し出された3次元の地形と照合して場所を特定しました。
そして画面に映った兵士の影の長さと太陽の位置で時間(時期)を特定し公開しました。
2)新疆ウイグル地区でのウイグル族に対する虐待が衛星写真などで収容所が特定され、その後労働場所まで特定されました。
3)トレーニングアプリでアメリカ軍の秘密基地が公開されました。
4)ウクライナ上空でマレーシアの旅客機が撃墜された事件ではロシア国内からウクライナまで侵入した部隊がミサイルで撃墜したと思われる映像が公開されました(帰国するときにトラックの上のミサイルが一発無くなっている映像が公開されました。
ロシアの情報機関の容疑者を特定しました。(ロシアは否定しましたがトラックの移動が写っていました。)
1) イランで旅客機が墜落した事件では、最初イラン政府は事故だと声明を出しましたが、SNS上の画像などでイラン国内からのミサイル攻撃で墜落したことが公開され、イラン政府もミサイルを間違って発射したと釈明しました。
今はスマホの普及で至る所で画像映像が公開されています。
デジタルハンターは事件が起こった時色々な画像(映像)を集めて真相を究明します。
彼らはこれをゲーム感覚で究明していきます。
推理小説を解明していくような感じです。
国家と言えども嘘をつくと、それがバレてしまうという時代になりました。
些細なことですが、グーグルの地図を見ると自宅付近が良く解ります。
流石に車のナンバーなどはボカシていますが、プライバシーはどうなっているのでしょうか?

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