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メガキャステイング製法

2023.02.10

「メガキャステイング」製法と言う言葉を初めて知りました。

極端に言えば「巨大アルミダイキャスト」のことです。

これは、アメリカのテスラ社がEV車の部品に使用しています。

巨大なアルミダイキャストマシンで複雑な構造の車体部品を単一の大型アルミ鋳造品として一工程で製造します。

メリットはEV車にとって大事な車体の軽量化が出来ます。

次に、100点ぐらいの部品が一個の部品で済みます。

EV車の製造コストが大幅に下がります。

車の前後のアンダーボデイ(車体)に採用されていますが、将来的には車体前部がアルミダイキャストになるかもしれません。

今はテスラ社だけですが、ボルボ社がイタリアのダイキャストマシン製造会社(テスラ社も採用)に注文したとのことです。

巨大ダイキャストマシンを製造している会社はイタリア以外では中国にもあるようです。

EV車への転換でエンジン部品が大幅に無くなることが解っていますが、このアルミボディの採用で他の部品も大幅に減ります。

トヨタなど日本車メーカーも追随せざるを得ないと思います。

従来通りの部品を使って生産していくとコスト競争で負けてしまうからです。

現実的に中国製のEV車と日本製のEV車ではかなりの価格差が出ています。

将来的(今でも)にはエンジン部品だけではなく、色々な自動車部品が無くなりそうです。

当社は車部品の製造には関わってかませんが、車部品を製造する機械を作っている会社さんとは付き合いが有ります。

大きな影響を受けそうです。

車関連以外の産業機械メーカーの新規開拓と東京支店の活用が急務になってきました。

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