
DIARYブログ
栄枯盛衰
ゴールデンウイーク前にやろうとしたタイヤ交換(冬用から夏用タイヤ)ですが、見事に跳ね返されました(笑)。
私だけではなく、その他大勢の方が同じような状態だったらしくゴールデンウイーク中は予約で一杯ということで休み明けなら空いているという事でした(笑)。
そして今日、予約しようと確認したら「午後3時半に空きがあるのでそれまでに持ち込んでくれたら30分くらいでタイヤ交換が出来ます」とのことです。
それでタイヤ交換に行ってきたのですが、ほぼ時間通りに終わりました(笑)。
昨日タマタマですがテレビを見ていたら、日本酒の「獺祭」(だっさい)の蔵元が取り上げられていました。
「獺祭」は山口県岩国市の旭酒造という蔵元で作られています。
今では、日本酒のトップブランドとしてアメリカで販売されています。(年商200億越えとか)
その昔、蔵元としては小規模なところだったのですが、日本酒離れなどで業績が傾いてきました。
それを見ていた杜氏(お酒を仕込む職人)が、この旭酒造を見限って出て行きました。
当時の蔵元(オーナー:現会長)は、色々考えたのだと思うのですが、杜氏に頼らないで日本酒を造ろうとしました。
その方法が、人間の感覚ではなく、全てを数値管理(コンピュータ)して日本酒を造ろうとしました。
試行錯誤を何度も繰り返して造ったと思うのですが、一流のブランドになりました。
現在の工場が紹介されていましたが、従来の蔵元の酒蔵とは、まったく別で10階建てくらいのビルで造られていました。
これを見ていて「ふっと」大昔を思い出しました。
私が30台くらいの時、「越乃寒梅」というお酒がトップブランドだったような気がします。
これを、造っていたのが、新潟県の石本酒造という蔵元でした。
当時、「越乃寒梅」は1升瓶で1万円を超していました。
プレミアムが付くというのでしょうか、簡単には手に入らないお酒でした。
その石本酒造さんが、何が原因かは知りませんが杜氏とトラブルがあり、杜氏が職人一同を引き連れて出て行きました。
この杜氏は、よほど腕が良かったのか朝日酒造(先の獺祭と同じ発音で紛らわしいのですが)という蔵元で「久保田」というお酒を造り相応の知名度を上げるまでになりました。
一方、「越乃寒梅」は普通のお酒になってしまいました。
「栄枯盛衰」と言いますが、昔を思い出してしまいました。