
DIARYブログ
勝負になりません
アメリカと中国の関税戦争が沈静化してきました。
トランプ大統領は国内製造業の復活を目標にしていますが、その基となるサプライヤーチェーンが無くなっている産業がいくつもあります。
例えば造船ですが、第二次世界大戦の終了時には、「ブッチギリで世界一」でした。
それが、いつの間にか、新造船を建造できなくなり、修繕もままならないようになってしまいました。
下着なんかもそうです。
これはアメリカだけではなく、日本にも似たよう状況にあります。
知り合いが、繊維商社にいたのですが、その昔「中国製産品が高くなったらどうするの?」と聞いたら「その時は東南アジアに生産拠点を移す」「最終的にはアフリカに移っていくかも」と冷静に回答してもらいました。
それで、下着ですが、トランプ関税で仮に中国製下着を3倍にしてもアメリカ国内では生産できないので、それを買わざるを得ません。
つまり、超割高な下着をアメリカ国民は買わざるを得ないわけです。
アメリカが本来で言う「自給自足」出来るのは農産品や畜産品などの食料品だけかもしれません。
日本は、コメ騒動で想定外の貧弱性が浮き出てきました。
アメリカと似たり寄ったりかもしれません(笑)。
裸の王様状態ですから、国内で造れない物は外国から買わなければなりません。
関税を掛けて輸入阻止なんて、結局アメリカ国民が高い物を買わざるを得ないわけです(笑)。
これは勝負でありません。
勝負になりません(笑)。